南米(マチュピチュ・イグアス)旅行記⑤(クスコ①)
1月14日(土)午前7時、私たちはバスでホテルを出発しリマ空港へと向かった。リマの空港の国内線は混んでおり、そこで偶然に、ツアー仲間がタレントのイモトアヤコを見つけた。ペルーでのロケであろうと思われるが、たくさんのスーツケースを持っていた。ツアー仲間がイモトに声をかけたが、疲れていたのであろうか、愛想が悪かったとのことである。
さて、私たちはリマ発9時40分のクスコ行きの飛行機に搭乗した。クスコへの所要時間は約1時間35分である。
私の座席が窓際であったので、飛行機から見える景色を目に焼き付けるようにした。
ペルーは海岸部・山岳部・密林部の3地域に区分されており、その人口密度は下のグラフの通りである。
クスコに到着したのは午前11時15分だった。クスコは標高3400mもあり、空港に着いて歩き始めると空気が薄いのが分かった。空港にはコカの葉が置かれており、誰でも無料で持って行くことができた。
コカの葉は人間の身体を活性化させる作用があり、高山病の予防として空港に置かれていたのである。私は記念のためにコカの葉を少し日本へ持って帰ろうとしたが、添乗員さんに注意を受けた。コカの葉は麻薬として使われており、ロサンゼルスの空港で警察犬に捕まると、みんなと一緒に日本へは帰れないからである。
クスコの空港の側にはアンデス山脈が間近に迫っていた。
クスコはインカ帝国の首都で文化の中心だったところである。原住民のケチャ語で「へそ」を意味し、現在も人口約45万人、ペルー観光の中心となっているマチュピチュへはこの都市を通過しなければならない。