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第23回世界史講座のまとめ①(ヨーロッパ各国のルネサンス)

第23回世界史講座は、7月28日(土)午後2時より「ヨーロッパ各国のルネサンス」「宗教改革」をテーマとしておこなわれました。受講者は5名でした。
2 ヨーロッパ各国のルネサンス
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(東京書籍「新選世界史B」より)
 15世紀中ごろ、ドイツのグーテンベルクが活版印刷を実用化すると、多くのギリシア・ローマの古典作品が印刷され、人文主義の研究が広まった。
 イギリスのトマス・モアは「ユートピア」という作品の中で、「羊が人間を食べるんですよ」と、当時の第一次囲い込み運動(エンクロージャー)を痛烈に批判した。それは、当時イギリスの地主が、羊毛を得るために土地を囲い込み、小作人を土地から追い出したことに対する批判であった。
 また、教会の堕落を批判するネーデルランドのエラスムスの「愚神礼讃」、人間のあり方を考察したフランスのモンテーニュの「随想録」、スペインでは騎士道精神を風刺したセルバンテスの「ドン・キホーテー」、イギリスでは演劇作家として「ハムレット」や「ロメオとジュリエット」の作品を残したシェークスピアがあらわれた。
 美術では15世紀初めにネーデルランドのファン・アイク兄弟が活躍した。16世紀には農民の風俗がを描くブリューゲルがあらわれた。スペインではエル・グレコ(グレコとはギリシア人という意味で、彼はギリシアのクレタ島出身であった。)が活躍した。
by YAMATAKE1949 | 2012-07-29 06:10 | 世界史講座