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第29回世界史講座③(アメリカ独立戦争)

 前回のまとめでボストン茶会事件について話をした。私は授業ではいつもこのときに「アメリカンコーヒー」の話をする。イギリスから渡ってきた植民地の人たちも、当時は紅茶をよく飲んでいた。しかし、東インド会社に茶の独占販売権を与えたことに対して、反発した植民地の人たちは紅茶をボイコットし、紅茶の代わりにコーヒーを飲むことにした。そのため、アメリカのコーヒーは紅茶に似せて薄くして飲んだと言う話をどこかの本で読んだことがある。本当にその話は正しいのか、知っている人がいればぜひ教えてほしい。
2 独立戦争
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(東京書籍「新選世界史B」より)
1)戦争の勃発
 1774年、フィラデルフィアに植民地の代表が集まり、大陸会議が開かれた。翌年、ボストン郊外のレキシントンで独立戦争が勃発した。大陸会議は、ワシントンを総司令官に任命し、1776年、7月4日には、ジェファーソンが起草した独立宣言を発表した。この宣言には、イギリスの思想家ロックの抵抗権の主張をはじめ、基本的人権や民主主義の思想が書き込まれた。
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(浜島書店「アカデミア世界史」より)
 アメリカの独立記念日が7月4日と定められたのは、「独立宣言」が出された日に由来している。
by YAMATAKE1949 | 2012-11-13 09:13 | 世界史講座