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第34回世界史講座のまとめ①(アメリカ合衆国の発展)

 第34回世界史講座は3月9日(土)午後2時より、「アメリカ合衆国の発展」「ヨーロッパの文化」をテーマにおこなわれました。受講者は5名でした。
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(文永堂「理解しやすい世界史B」より)
4 アメリカ合衆国の発展
1)領土の拡大
 独立後のアメリカ合衆国は、19世紀の前半、フランスからミシシッピー以西の土地を買ったり、戦争でメキシコから領土を奪うなどして、太平洋沿岸にまで領土をひろげた。1848年には、カリフォルニアに金鉱が発見されたため、ゴールド=ラッシュと呼ばれる大移住の波も起こった。多くの人々が西部に移住し、辺境=フロンティアの開拓をすすめた。この家庭で土地を奪われた先住のインディアンの人口は激減した。
 金鉱堀りの人たちをフォテイーナイナー(49年に移住した)と呼び、彼らの間で歌われたのが「いとしのクレメンタイン」である。この歌が映画「真昼の決闘」の主題歌となって世界中に広まり、日本では「雪山賛歌」として歌われた。ところで、鉱夫たちの作業ズボンの需要に目をつけたのがリーバイスで、幌や帆の材料であったキャンバス地による製造・販売をおこなって大成功をおさめた。なぜこのズボンをジーパンと呼ぶのか、それは材料をイタリアのジェノヴァから輸入したことに由来する。
ところで、カリフォルニア金鉱の発見が明治維新を促したのである。なぜなら、太平洋岸に都市が生まれ太平洋捕鯨漁業が盛んとなり、その寄港地として日本に目をつけたアメリカはペリーを派遣したのである。これについては、「日本史講座」でも詳しく説明したいと思います。

 
 
by YAMATAKE1949 | 2013-03-17 11:51 | 世界史講座