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第34回世界史講座のまとめ④(市民の文化・哲学・社会思想)

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(東京法令「世界史のミュージアム」より)
2 市民の文化
1)哲学
 イギリスでは、市民の成長もはやく、17世紀にはフランシス・ベーコンが経験論を創出した。これに対してフランスのデカルトはすべてのものの存在を疑いながらも疑っている自己の存在を認める合理論を説いた。
2)社会・政治思想
 市民たちは、絶対王政の批判をおこなった。名誉革命の頃、イギリスのロックは、王権神授説を批判し、王の権力は人民との間の契約によるものと考えた。そして、人民の安全や幸福に害を与える政府は取り替えることができると主張した。18世紀には理性の優位を主張する啓蒙思想があらわれ、理性的な社会の運営のしかたを検討して、教会や王権を批判した。三権分立を主張したモンテスキューや、人民主権をとなえたルソーが代表的な人物であった。
by YAMATAKE1949 | 2013-03-20 09:45 | 世界史講座