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ポーランド旅行記②(トルン①)

 私たちは関空を午前11時45分に飛び立ち、フィンランドの首都ヘルシンキで乗り継ぎ、ワルシャワに到着したのは現地時間の午後6時頃であった。日本との時差は8時間である。私はワルシャワ空港でドルからポーランドの通貨ズローチ(ズウォティ)に両替した。1ズローチは日本円で37.18円と関空の銀行で表示されていた。私の持っている2013~14年版のガイドブックには、1ズローチ28.73と書かれてあるので、この2年ほどで円安が進んだことがわかる。私たちは空港からワルシャワのホテルに直行した。旅行1日目は、日本からポーランドへの移動だけで終わった。
(観光1日目)
 翌日の早朝、私たち夫婦は朝食前にホテルの周辺を散歩したが、思ったほど寒くはなかった。午前8時に全員集合し、バスでトルンへと向かった。ホテルからトルンへは約260㎞、所要時間は約3時間30分である。
 トルンへは予定通り午前11時30分頃に到着し、世界遺産となっているトルンの町を散策した。トルンという町は、13世紀にドイツ騎士団によって拓かれた町である。ドイツ騎士団というのは、1190年の第3回十字軍の際に設立されたもので、13世紀にはドイツの北東、バルト海地方の異教徒改宗事業に乗り出し、同時に東方植民運動の中心となってこの町にも開拓を進めたのである。この町は14~15世紀には商業都市として発展を遂げた。トルンは地動説を唱えたポーランドの天文学者であるコペルニクスが生まれた町としても有名である。この町の側を流れているのがヴィスワ川で、この川の全長は1047㎞もあり、ポーランドで最も長い川である。この川はポーランド南部の山脈を水源とし、クラクフやワルシャワなどの町を通ってトルンへと流れ、北のバルト海へと注ぐポーランドにとって最も重要な川である。
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(トルンの町を流れるヴィスワ川)
 トルンの町の散策は現地ガイドがつかず、添乗員さんの案内で町を散策した。
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(トルンの町 「ポーランド地球の歩き方」より)
 
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(ドイツ騎士団城跡)
私たちはドイツ騎士団城跡を見学し旧市街を散策したが、道路には町のシンボルが描かれていた。
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(道路に描かれていたトルンの町のシンボル)
 旧市庁舎の前には地動説をとなえたコペルニクス像があった。
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(旧市庁舎とコペルニクス像)
 
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(1756年に建てられた聖霊教会)
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(ネオゴシック様式で建てられた郵便局)
 
by YAMATAKE1949 | 2015-02-12 11:15 | 旅行記