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ポーランド旅行記23(ワルシャワ⑤)

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(旧市街広場)

 私たちはバルバカンから旧市街の中心にある旧市街広場へと歩いた。広場の中央には剣を振り上げた人魚象があった。
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(人魚象)

 ワルシャワ市の紋章となっている人魚には次のような伝説がある。ヴィスワ川の貧しい漁師夫婦が、網にかかった人魚を生け捕りにしたが、人魚に懇願されて結局逃がしてあげた。それ以来、漁師の家の周りに人が住む様になり彼等は魚が売れて裕福になった。その漁師夫婦の名がワルスとサワで、これがワルシャワの起源になったと言われている。
 私たちが訪れた時には、広場の中央の人魚の周りは人口スケート場となっていた。
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(中央の人工スケート場)

 旧市街広場の一角にワルシャワ歴史博物館の建物があった。
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(ワルシャワ歴史博物館の建物) 

  この博物館はワルシャワの町が14世紀に誕生し、1596年にジグムント3世によってクラクフからポーランドの首都となって発展し、1990年にワレサが大統領になるまでの700年に及ぶワルシャワの歴史を解説している。しかし、私たちは時間がないのでここには入場できなかった。

 旧市街広場にはきれいに装飾された建物がたくさん並んでいた。
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(旧市街広場の建物)

 旧市街を歩いていると立派な教会が見えてきたがこれは聖ヨハネ大聖堂である。
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(聖ヨハネ大聖堂)
 
 14世紀に建てられたワルシャワの最古の聖堂で、20世紀上旬まで19世紀のゴシック・リバイバル様式の代表作として有名であった。しかし1944年に教会の壁の90%が壊され、現在の建物は17世紀に描かれた絵を元に復元されたため、元のゴシック様式に戻っている。
 聖ヨハネ大聖堂からしばらく歩いていると大きな広場が見えてきた、これが王宮広場である。
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(王宮広場)

 名前の通りこの広場には大きな王宮がある。
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(王宮)

 この王宮はかつて王の住居だっただけでなく、国会や大統領執務室として使われ、また士官学校や国立劇場が置かれるなど、文化・政治・経済の場でもあった。ワルシャワに遷都したジグムント3世の居城だった17世紀頃は、ヨーロッパで最も美しい宮殿のひとつであるといわれていた。広場の中央にはジグムント3世の像が立っている。
 
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(ジグムント3世の像)
by YAMATAKE1949 | 2015-03-10 10:22 | 旅行記