ベネルクス3国旅行記11 (ゲント①)

 私たちはバスでブルージュからゲントへと向かった。距離にして約54㎞、所要時間は約1時間である。
 ゲントはブリュッセル、アントワープに次ぐベルギー第3の都市で人口約25万人、花の都という異名をもち日本の金沢とは姉妹都市である。名前の由来は、「川などが一つに集まる、合流する」というケルト語に由来すると現地ガイドの加賀さんが説明してくれた。
 私たちはゲントに到着するとすぐに聖バーフ大聖堂の見学へと向かった。
a0226578_9331136.jpg
(聖バーフ大聖堂)
 この教会は12世紀に建設が始まり16世紀に完成した。数世紀をかけて建造されたためロマネスク様式とゴシック様式の特徴を併せ持っている。ゲントで生まれたカール5世が洗礼を受けた教会としても有名である。
a0226578_9443137.jpg
(教会内部)
 この教会には15世紀フランドル絵画の最高傑作といわれているヤン・アイク兄弟作の『神秘の子羊』(1432年)という作品がある。
a0226578_9502957.jpg
(下の作品が『神秘の子羊』)
 中央の祭壇上にいるのは、犠牲の子羊である。キリストの犠牲を象徴している。胸から聖なる血が流れ、聖杯に注がれている。天使たちは磔刑の十字架と受難具を持って祭壇を囲んでいる。
 上段真ん中の絵はイエス・キリストで右手を上げて、指を二本立てているのは、祝福のポーズ、あるいは、審判を下すポーズである。ここでは「審判者キリスト」と「全能の神」が統一されて描かれている。
 この教会にはルーベンス作の『聖バーフの修道院入門』という絵画もある。
a0226578_10561634.jpg
(『聖バーフの修道院入門』)
 またこの教会にはL.デルボー作『真理の説教壇』(1741年)という彫刻もある。
a0226578_1182911.jpg
(『真理の説教壇』)
 聖バーフ大聖堂を見学した後ゲントの町を散策した。最初に見えたのは世界遺産に登録されている鐘楼である。
a0226578_11173090.jpg
(鐘楼と繊維ホール)
 14世紀に建てられた高さ91mある鐘楼は、ギルド(同業者組合)によって造られたものである。鐘楼の本来の目的は、非常時に軍隊を招集するためのものであり、市民の自治のシンボルとしての役割を果たしてきた。16世紀にはカリヨンが設置されたが、このカリヨンは44個の鐘で構成され、自動演奏装置と連動して演奏されている。
 鐘楼の西には聖ニコラス教会が見えた。
a0226578_124444.jpg
(聖ニコラス教会)
 次に聖ミハエル橋まで歩き、橋の上からレイエ川を挟んでグラスレイとコーンレイを見学したが、橋は聖ミハエル教会の前にあった。
a0226578_1213257.jpg
(橋の後にあるのが聖ミハエル教会)
a0226578_11563139.jpg
(聖ミハエル橋からレイエ川を見る)
a0226578_1217263.jpg
(ミハエル橋)

 
 

 
 
[PR]
by YAMATAKE1949 | 2016-05-08 12:17 | 旅行記 | Comments(1)
Commented by desire_san at 2016-09-01 15:19
こんにちは。
私もゲントの聖バーフ大聖堂に行って『ヘントの祭壇画』を見てきましたので、作品の画像やご説明、ご感想を読ませていただき、このたびの感動を体験させていだきました。
ゲントの聖バーフ大聖堂の建物も内装も郵送ですばらしかったですが、念願だった『ヘントの祭壇画』は精密描写が素晴らしく、予想以上に感激いたしました。

聖バーフ大聖堂の『ヘントの祭壇画を見て、個々の表現の意味と素晴らしさ、も及び芸術としての本質的魅力について考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。