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ブルガリア・ルーマニア旅行記5 (ソフィア④)

 次に私たちは聖ペトカ地下教会へと向かった。
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(聖ペトカ地下教会)
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(聖ペトカ地下教会)
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(聖ペトカ地下教会)
 この教会の正式名は聖ペトカ・サマルジースカである。ブルガリア・オフィシャル観光サイトによると、「教会は殉教者の聖ペトカを祀っています。ローマ時代神殿の跡に建つ教会は11世紀築のものです。現在も内部に残る壁画は15世紀末~16世紀初頭に描かれたものです。オスマントルコ時代のこの教会を鞍作り職人(サマルジー)が維持していたことから、サマルジースカという名称が付きました。」と書かれている。しかし、『地球の歩き方 ブルガリア ルーマニア』によると、「教会が建てられたのは、オスマン朝の治世下にあった14世紀」とあり、半地下式の教会となったのは「イスラム教全盛の世にあって、このような形を採らざるを得なかったキリスト教の教会は、さぞかし肩身の狭い思いをしていたことであろう。」と書かれている。また、ウィキペディアによると、「聖堂はオスマン帝国の支配下であった16世紀に登場し、かつての古代ローマの宗教施設の跡に建造されている。」とある。この教会が建てられたのが、11世紀なのか14世紀なのか16世紀なのかどちらが正しいのかわからない。おそらく建設時期をしめす確たる証拠がないのであろう。
 教会の内部は狭くて薄暗かった。そこには観光サイトに書かれていた壁画があったが、保存が悪く、あと何年かたてば壁画は消えてしまうのではないかと心配する。
 内部には宗教絵画が壁に飾られており、また、教会が販売しているのであろうか、絵画などの商品が展示されていた。
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(壁に飾られた宗教絵画)
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(絵画などが展示)
 次に私たちは古代ローマ時代のセルディカの遺跡を散策した。
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(セルディカの遺跡)
 セルディカの遺跡には古代ローマ時代の水道管と思われるものがあった。
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(古代ローマ時代の水道管か)
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(セルディカの遺跡)
 セルディカの遺跡からモスクが見えたがそのモスクの名前はバーニャ・バシ・ジャーミヤという。このモスクは1566年のオスマン朝時代にミマール・スィナンの設計によって建立されたものである。スィナンはオスマン朝内に81ものモスクを建てている。ところで、バーニャとは「風呂」という意味で、モスクの近くに中央浴場があることに由来している。
私たちはモスクの近くまで歩いた。
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(バーニャ・バシ・ジャーミヤ)
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(バーニャ・バシ・ジャーミヤ)
 モスクの横には中央浴場があった。
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(中央浴場)
 現地ガイドのルネさんによると、ブルガリアは温泉の国であり国内には600の温泉場があるということだ。中央浴場の温泉を無料で提供しており、女性が温泉をくんでいるのが見えた。
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(温泉をくんでいる)
by YAMATAKE1949 | 2016-10-28 10:59 | 旅行記