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ブルガリア・ルーマニア旅行記28 (マラムレシュの木造教会②)

 スルデシュティの木造教会内での写真撮影は禁止されていた。そこで、この教会で販売されていた10ヵ国対応のパンフレットを使ってこの教会を案内していこう。
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(パンフレットの表紙)
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(木造教会とその周辺)
 パンフレットの日本語訳にはよく分からないところがあるが一応解説通りに案内しよう。
 「マスターイオン・マカリエの指導で、村のギシリャ・カトリックコミュニティによって1721年に建てられた。この教会はオークの木で造られて、その期間の建物の中で非常に印象的である。多角形の廊と祭壇の後陣で、長方形である。主塔は4つの小さい塔に囲まれ、その期間でこの教会は世界で最も高い建設であった。内部は石の大スラブと舗装されている。壁画は18世紀後半に様々な芸術家に描かれ、その中で一番有名なのはステファン・ズグラブである。イコノスタスで最も目立つのはバロック様式の影響である。建築のすべての要素を組み合わせることで、この木造教会は画家的な建物になっている。1999年に世界遺産リストに登録された。」とある。
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(木造教会)
 スルデシュティの木造教会の高さは、『地球の歩き方』には72mとあり、ルーマニア観光情報局には54mと書かれていおり、イレーナさんは31mと言っていた。
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(屋根)
 「屋根は教会全体の輪郭上の二重庇があり、窓は上の栄誉にカットされている。右側、祭壇の外から詳細は、どこに木片を組み合わせている最善の方法が見られる。」と書かれているが、意味がよく分からない。
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(ポーチ)
 「立派なスタイルに造られているポーチ、2つのレベルに位置しており、形状が似ている異なる開口部がある。」と書かれているが、これもよく分からない。
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(最初の部屋ーナルテックス(玄関間)
 「中央の身廊から分類される壁の窓は1932年のみ切り調えられていた。」とあるが、よく分からない。
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(ナルテックスの絵画)
 「普遍的な判断;入口のドアの近くに夜警員;疑うトーマス」とあるが、よく分からない。
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(壁画)
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(ロイヤルドア)
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(神聖な三位一体)
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(壁画 ヤコブの夢の階段)
 なぜ木造教会が造られたのかと、イレーナさんに質問すると、素材つまり木がたくさんあるからだと答えられた。しかし、ウィキペディアによると「この地方の有名な木造聖堂群は、以前に建てられていた聖堂の敷地に、17世紀から18世紀にかけて建造されたものである。その背景にあったのは、ルーマニア正教会の聖堂を石で建造することを禁じられたことへの反発である。」と書かれている。やはり私が考えていた通りで、当時カトリック教徒が多いハンガリーの支配下にあって、ルーマニア正教会を石造で建設することが禁じられていたことが大きな要因ではないかと思われる。イレーナさんによると、木造教会の宗派はルーマニア・カトリック教会といい、ルーマニア正教会とカトリック教会をミックスした独特の宗派であると言っていた。カトリック系の強いハンガリーの支配にあって、ルーマニア正教会の人達が自分たちの信仰を続けていくためにカトリックをある程度受け入れて、このような独特の宗派を生み出したのではないかと思われる。
 木造教会の見学を終えてバスに戻る途中で、ブタを飼っている農家を見つけた。
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(ブタを飼っている農家)
by YAMATAKE1949 | 2016-11-22 12:17 | 旅行記