ブルガリア・ルーマニア旅行記29 (サプンツァ)
(観光7日目)
10月18日(火)午前8時30分、私たちはバスでバイアマーレのホテルからサプンツァへと向かった。距離は約80㎞、所要時間は約1時間30分である。
マラムレシュ地方のきれいな森を通って、私たちはサプンツァへとやって来た。
サプンツァには「世界一陽気な墓」があり、私は以前テレビ番組でこの墓を見たことがある。ルーマニア観光局によると、「村にある世界一陽気で明るい墓と称されるこのカラフルな墓に、毎年3万人もの観光客が訪問している。墓が観光地になるのも珍しく、また木製の墓標には故人の生前の生活や職業、嗜好品、死因などがユニークに描かれている。死の暗いイメージを吹き飛ばす面白い墓がある。」と紹介している。
現地ガイドのイレーナさんによると、スタン・イオン・パトラッシュという村人が1935年頃からユーモラスな絵を墓標に描き始め、彼の死後も弟子が後を継いでいるとのことだ。
墓には死んだ人が人生で何をしていたのか、どのような職業であったか、なぜ死んだのかなどが分かるように描かれているのだそうだ。
墓地の近くには立派な教会があった。
サンプツァの「陽気な墓」を見学した後、私たちはバスで今回のツアーの最終地であるブダペストへと向かった。ブダペストへは距離で約410㎞、所要時間は約6時間の予定である。