南米(マチュピチュ・イグアス)旅行記23(イグアス④)
1月19日(木)午前12時5分、私たちはホテルを出発し、バスでイグアスの滝・ブラジル側観光へと向かった。バスの中で現地ガイドの木村さんがブラジルについての簡単な説明をしてくれた。
ブラジルは1500年にポルトガル人のカブラルが偶然に「発見」し、以後ポルトガルの植民地として他の南北アメリカ大陸とは異なった歴史を歩むことになった。1502年にはイタリア人のアメリコ・ヴェスプッチがリオデジャネイロを命名している。コロンブスは到着したこの地を最後まで東インドの一部だと信じており、原住民をインディオと呼んだのも彼の間違いから来ている。この地をヨーロッパ人の知らない新大陸であると初めて明らかにしたのがアメリコ・ヴェスプッチであり、彼の名前からアメリカ大陸と呼ばれるようになった。ブラジルの名前の由来はポルトガル語で染料に使われるブラジルと呼ばれる「赤い木」が沢山生えていたことからきている。ブラジルの独立運動は1820年に起こり、1822年にポルトガルからの独立を達成した。首都はリオデジャネイロであったが、1860年に現在の首都ブラジリアに遷都した。なぜブラジリアかというとこの地は国の真ん中にあるからだと木村さんが教えてくれた。
バスは20分ほどでイグアス国立公園に到着した。
アルゼンチンの国立公園は6万7000平方mであったが、ブラジルの国立公園は18万6000平方mとアルゼンチンより3倍広く、東京都の面積に匹敵するほどの広さを誇っている。
公園には国立公園専用のバスであろうか、かわいい動物の絵が描かれたバスが駐車していた。
公園の入口にはイグアスの滝が見えていた。
私たちはここで記念写真を撮った。
昨日アルゼンチン側から見たイグアスの滝より、ブラジル側から見た方が滝の全体像がよく分かる。昨日ボートに乗った場所が見えてきた。
私たちは遊歩道を歩きながら様々な滝の景色を楽しんだ。