a0226578_15461673.jpg

チュニジアの地図
a0226578_13345685.jpg

(はじめに)
 今回の報告は、私が夫婦で「JTB旅物語 遥かなるチュニジア紀行10日間」に参加して感じたことや学んだことをまとめたものである。このツアーの参加者のなかで最も多かったのは夫婦連れで、次に女性の二人連れ、さらに個人参加の男性、最も少なかったのは女性の個人参加であり、参加者の総勢は40名であった。参加者の最高齢者は、個人参加の86歳の男性で、最年少は36歳の女性で母親との参加であった。参加者全員が海外旅行の豊富な経験者で、集合に遅刻することもなく、トラブルを起こす人もなく、まるで吉本の芸人のような面白い女性もいて楽しい旅行であった。
(観光1日目)
 2月6日(土)の夜に関空を飛び立ち、カタールのドーハを経由してチュニジアの首都チュニスの空港に到着したのは現地時間で2月7日(日)の午後になっていた。
 最初に私たちが訪れたのはバルドー博物館であった。『地球の歩き方』(『歩き方』と省略)によると、「博物館は、オスマン帝国時代にチュニジアを統治していた地方長官ベイの宮殿であった。そのため各陳列室には、美しいイスラムの化粧漆喰やオスマントルコ様式の天井装飾が残され、当時の名残を感じることができる。…『チュニジアのルーブル』といわれるように、先史時代から今日にいたるまでのチュニジアの歴史を知る随一の考古学博物館であり、なかでも世界最大規模を誇るローマ時代のモザイクコレクションは見ごたえあり、その質の高さに圧倒される。」と書かれている。しかし、改修工事のためモザイク壁画の『オデュッセイアとセイレーン』という作品は見ることができなかった。この作品は、ギリシアの有名なホメロスの叙事詩『オデュッセイア』の主人公の冒険物語の一場面を描いたものである。私はこの博物館で最も期待していた作品であったのに残念であった。しかし、現地ガイドのマックレムさんによると、この博物館の代表作は、『ヴェルギリウスの肖像』であると指摘された。

  モザイク壁画の『ヴェルギリウスの肖像』
a0226578_2102449.jpg


 この作品は世界で最古のヴェルギリウスの肖像画とされている。ヴェルギリウスとは、ローマ建国叙事詩『アエネイス』を書いたラテン文学を代表する人物である。そういわれると、この作品が教科書に記載されていることを思い出した。モザイクとは、大理石やその他の自然石、ガラス、陶器の小片を組み合わせて紋様や形象を描いたもので、この博物館に展示されている多くの作品は、舗床モザイクと呼ばれるローマ時代の大浴場などの公共建築や私邸の床面を装飾するモザイクである。ガイドのマックレムさんによると、壁よりも床のモザイクの方が保存に良く、そのため舗床モザイクが現在まで多く残っているということである。モザイク以外にもローマ時代の彫刻が展示されていた。ゼウス像・ヘラ像(ゼウスの妻)・アテナイ像など、その作品はギリシア神話をモチーフにされていた。

   ギリシアの神々
a0226578_20564329.jpg


 さらに、カルタゴ時代の女神タニトの形をした石碑や前1世紀の沈没船からの出土品などが展示されていた。

   タニト神の石碑
a0226578_20583261.jpg


 私が今まで見学した博物館では、最初にその国の歴史が年代順に紹介され、その年代に そって作品が展示されているのが多かった。しかし、この博物館は国の歴史の紹介がなく、作品もばらばらに展示されているように思われた。そのため、展示されている作品が、チュニジアの歴史のなかでどのような位置を占めているのかよくわからなかった。
 博物館の見学後、レストランでベリーダンスショーを見ながら夕食と、『日程表』には書かれていたが、ショーとは名のみで、小太りの年増の女性が、二人の楽器演奏者の前で、適当に腰を振っていただけで、ベリーダンスショーというには、あまりにもお粗末で、おまけにレストランは寒くて狭かった。

レストランでのベリーダンスショー
a0226578_954210.jpg


食事のあと私たちはホテルに向かい1日目の観光を終えた。

      
[PR]