唐宋変革期をどう教えるか①

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(三省堂 「世界史B」より)
 11月27日(火)に「大阪歴教協世界史部会11月例会」で「唐宋変革期をどう教えるか」というテーマで報告したので、ブログに連載します。
1 授業のねらい
① 唐の滅亡により、アジア諸民族にも大きな発展があった。ヴェトナムでは大越国
が、雲南にタイ人の大理国が建国されたこと。また、朝鮮では高麗が成立し、仏
教文化が発展したこと。さらに、日本では貴族が没落して武士が成長したことを
理解させる。
② 唐の滅亡により、中国では節度使が権力を握り、五代十国時代と呼ばれる分裂時
代が続いたことを理解させる。
③ 中国を統一した宋は官僚制を確立させ、皇帝独裁体制を実現したことを理解させる。
④ 貴族にかわり新興地主が官僚となり、宋代以後の中国支配層を形成していったこ
とを理解させる。
⑤ 宋代では北方の遼や西方の西夏と和議を結び、多額の銀や絹を贈って懐柔に努め
  たことを理解させる。
⑥ 宋の時代に農業生産力が発達したこと、それが商工業の発達を促し、紙幣の流通
や商業都市を成長させ、南海貿易も盛んになったことを理解させる。
⑦ 王安石の富国強兵策がなぜ行われたのか、また、地主たちの反対によって失敗に終わったこと、その後、金の攻撃を受け南宋が成立したことを理解させる。
⑧ 宋の文化では朱子学が成立したこと。また、文化の担い手が貴族にかわり士大夫や都市商人となり、庶民文化が発達したことを理解させる。
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by YAMATAKE1949 | 2012-12-02 11:43 | 授業実践 | Comments(0)