第41回世界史講座のまとめ①(第一次世界大戦前夜)

第41回世界史講座は、8月10日(土)午後2時より行なわれました。受講者は4名でした。
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(浜島書店「アカデミア世界史」より)
  第12章 二つの世界大戦と世界
 Ⅰ 第一次世界大戦とロシア
1 第一次世界大戦前夜
1)バルカン問題
 バルカン半島には多数の民族が入り交じっていたが、この地域を支配するオスマン帝国が19世紀後半に衰退すると、各民族は次々と独立をなした。この地域では、ロシアがパン(汎)スラヴ主義をとなえスラヴ系民族の支援をとおして進出しようとし、一方でオーストリアがパン(汎)ゲルマン主義による勢力拡大をねらい、両者は対立を深めた。こうしてバルカン半島ではさまざまな勢力が衝突したことから、「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれた。
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(浜島書店「アカデミア世界史」より)(資料に誤りがある。3C政策はイギリスで3B政策はドイツである。3Cとは、イギリスの植民地の重要な都市、ケープタウン・カイロ・カルカッタを指し、3Bとは、ベルリン・ビザンティウム・バグダッドを指す。)
2)バルカン戦争
 1908年、オスマン帝国で青年トルコの革命がおこると、オーストリアはこれに乗じてスラヴ系の多いボスニア・ヘルツェゴヴィナを併合した。そのため、この地域のスラヴ系諸民族を統一しようとしていたセルビアはオーストリアへの反発を強めた。1912年になると、セルビアなどの諸国は、ロシアの支援を受けてバルカン同盟を結成し、弱体化したオスマン帝国に戦争を仕掛け、領土を奪ったが、これを第一次バルカン戦争と呼ぶ。しかし、奪った領土をめぐってブルガリアと他の諸国が戦ったが、これを第二次バルカン戦争と呼ぶ。やぶれたブルガリアはオーストリアとドイツに接近した。ドイツは、イギリスの3C政策に対抗して、バグダッド鉄道の建設など3B政策を推進した。こうしてバルカン諸国は大国の支援を受けて、二つに分かれて対立するようになった。
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by YAMATAKE1949 | 2013-08-11 09:14 | 世界史講座 | Comments(0)