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第41回世界史講座のまとめ③(戦争の長期化と総力戦のはじまり)

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(浜島書店「アカデミア世界史」より)
3 戦争の長期化と総力戦のはじまり
1)戦争の長期化
 ドイツ軍はパリをめざして進撃したが、1914年9月にはマルヌの戦い以後、戦況は一進一退の状態になった。ドイツは侵入したロシア軍を撃退してポーランドを占領したが、戦線は膠着し、戦争は長期化した。
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(帝国書院「タペストリー」より)
2)総力戦
 各国は短期間で軍需物資を使い果たし、戦争の勝敗は生産力に左右されることになった。そこで各国は、国民の消費を押さえたり、女性や植民地の住民を動員するなど、国内の物資や労働力を優先的に軍隊におくる総力戦の体制をきずいて戦争を戦いぬこうとした。また戦争が長期化する中で次々と新しい兵器が開発され、戦車や飛行機がはじめて戦場で使用されたほか、毒ガスのような大量殺戮兵器も登場し、第一次世界大戦では約900万人の戦死者と約2100万人の戦傷者がでた。
by YAMATAKE1949 | 2013-08-13 09:14 | 世界史講座