生活文化の世界史(砂糖の世界史①)

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(第一学習社「最新世界史図表」より)

1) 砂糖は何から採れるのでしょうか。
 ① 砂糖きび(甘藷)→ 古来より砂糖の原料の中心を占めていた。
 ② 砂糖大根(甜菜)=ビート→ 19世紀にヨーロッパで作り出されたもの。
 ③ カナダなどでつくられた「かえで糖」
2) 砂糖きびの原産地はどこでしょうか。
  あまりよくわかっていないようですが、いまのニューギニアのどこかだろうともいわれています。昔は、インドのガンジス川流域と考えられていた。
  日本には、1609年に中国の福建省から奄美大島につたえられたことになっています。薩摩藩がその生産を奨励し、藩の収入源とした事はよく知られています。
3) 砂糖のヨーロッパへの流入
  ヨーロッパ人が最初に砂糖のことを知ったのは、前4世紀に東方に遠征し、一時、ギリシアからインドにいたる大帝国をつくったアレクサンドロス大王の兵士たちだといわれています、兵士たちが北インドに入ったとき、「蜂がつくったのではない固い蜜」を見つけて大喜びした。このとき以来、ごくわずかな砂糖が、隊商を組んだ商人たちによってヨーロッパにもたらされた。しかし、砂糖がヨーロッパやその他の地域にひろく伝播したのはイスラーム教徒の手によった。「砂糖はコーランとともに」西へ西へと旅した。イスラーム教徒の支配した地域には、砂糖きびの栽培と精糖の技術が伝えられ地中海東部の島々でその栽培がさかんとなった。
4) 砂糖きび栽培に必要な条件
 ① 適度の雨量と温度が必要な上、その栽培によって土壌の肥料分が消耗して土地が荒れるため、つぎつぎと新鮮な耕地を求めて、どんどん移動していかなければならない性質。
② 砂糖きびの栽培とその加工、つまり製糖は、重労働であるばかりか、近代的な工場と同じように規則正しい集団労働が必要。そのため強制的に働かされた人々である奴隷労働が必要であった。
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by YAMATAKE1949 | 2013-09-01 09:17 | 授業実践 | Comments(2)
Commented by あきこ at 2013-10-18 15:07 x
大好きなお菓子作り&料理に欠かせない砂糖の記事だったので、とても読みやすかったです。
②も読みま~す!
Commented by YAMATAKE1949 at 2013-10-19 08:19
あきちゃん コメントありがとう。
コメントを書いてくれると嬉しいです。