世界史演習⑲(朝鮮史16)

2 満州事変・日中戦争・太平洋戦争と朝鮮
a0226578_944265.jpg
(東京書籍「図説日本史」より)
1) 満州事変
 1929年10月、ニューヨークの株式市場の大暴落により引き起こされた世界恐慌は、日本にも大きな影響を与えた。アメリカ向けの重要な製品である生糸や硫安・セメント・銅などの重化学工業製品が大暴落したため、日本では1930年に昭和恐慌が起こり、企業倒産や人員整理などが拡大していった。
a0226578_947327.jpg
(東京書籍「図説日本史」より)
 失業者が帰郷した農村でも豊作で米価が下落していたうえ、生糸価格の暴落で繭価格も下落した。一方、大凶作がつづいた北海道や東北では欠食児童や子女の人身売買が急増した。
a0226578_11231050.jpg
(東京書籍「図説日本史」より)
 このような社会的背景のなかで、1931年、関東軍が奉天郊外の満鉄線路を爆破させ、中国軍が起こしたとして、一斉に中国軍に攻撃をしかけ、満鉄沿線の主要都市を次々に占領するという満州事変を起こした。
2) 日中戦争
a0226578_10522188.jpg
(東京書籍「図説日本史」より)
 一方、日本国内では、軍部や右翼のなかに、政党政治を否定し、クーデターを起こして天皇親政や軍部独裁政権を樹立しようとする勢力が台頭していった。1932年には海軍青年将校らが犬養首相を殺害した五・一五事件が起こされた。
a0226578_10571466.jpg
(東京書籍「図説日本史」より)
 さらに、1936年には皇道派青年将校によるクーデターで、首相官邸や議事堂などが占拠され、高橋蔵相・斎藤内相などが殺害された二・二六事件が起こされた。クーデターは失敗に終わったが、軍部の政治への発言力が一段と強められた。
a0226578_1191831.jpg
(東京書籍「図説日本史」より)
 一方、中国では1937年、北京郊外で日中両国軍が軍事衝突した蘆溝橋事件が起こり、宣戦布告のないままに日中全面戦争が開始された。
 
[PR]
by YAMATAKE1949 | 2013-11-06 11:14 | 授業実践 | Comments(0)