第48 回世界史講座のまとめ③(日中戦争)

9 日中戦争
1)抗日民族統一戦線
 満州を占領した日本軍は、さらに華北や内モンゴルへの侵攻をくわだてた。しかし、蒋介石のひきいる国民政府は共産党との内戦を優先し、日本への抵抗をひかえた。そのため、瑞金を根拠地とする共産党は国民政府軍に包囲され、長征をおこなったが、その過程で毛沢東が軍の実権を握り、延安を新たな根拠地として活動を再開した。
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(帝国書院「タペストリー」より) 
 この間、共産党はコミンテルン代表の人民戦線戦術の影響を受けて抗日民族統一戦線の結成を呼びかけた八・一宣言を出した。これは大きな反響をよび、1936年、これに同調した張学良らは蒋介石を監禁して、抗日への政策転換を求めた西安事件をおこした。こうして蒋介石も共産党との提携にふみきった。
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(帝国書院「タペストリー」より) 
3) 日中戦争
 1937年7月、北京郊外で日中両軍が衝突した蘆溝橋事件が起きると、日本軍は華北の支配をねらって戦火を拡大して日中戦争となった。これをきっかけとして第二次国共合作が成立した。
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(帝国書院「タペストリー」より) 
 宣戦布告のないまま日本軍は全面的な侵略戦争を開始し、華北や華中の主要都市ついで首都南京を占領した。南京占領の際には南京大虐殺と呼ばれる、大量の捕虜や民間人を虐殺し、世界から強い非難をあびた。国民政府は首都を武漢、さらに重慶に移して抗戦をつづけ、共産党勢力は農村地帯を中心に勢力を拡大しながら抵抗運動を展開した。アメリカやイギリス、ソ連などの各国は国民政府を支持し、日本の侵略はしだいにゆきづまっていった。
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(帝国書院「タペストリー」より) 
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by YAMATAKE1949 | 2014-02-07 10:30 | 世界史講座 | Comments(0)