中央ヨーロッパ旅行記⑪(パンノンハルマ~プラチスラバ))

 パンノンハルマの修道院には200年前に建設された付属図書館がある。最も古い書物は13世紀のもので、19世紀の書物が多い。毎年5000~6000冊集められており、全部で40万冊近くの蔵書を誇っている。
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(付属図書館)
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(図書館の天井)
 修道院に残る古文書類は、ハンガリー建国当初の数世紀に遡る史料のコレクションとしては、質・量とも最高級のものである。そのなかには、1055年にはじめてマジャール語の語句の書かれた現存最古の書き物などが含まれている。
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(展示されていた古文書)
 パンノンハルマの修道院を見学した後、私たちはスロヴァキアの首都プラチスラバへと向かった。距離はわずか95㎞、バスで約2時間の行程である。
 私たちは、ハンガリーとスロヴァキアの国境を簡単に越えることができた。昨年の10月、私はウクライナ・モルドバを旅行したが、その時はウクライナを出国するのに警官にパスポートを見せ、モルドバに入国するのにまたパスポートを見せる必要があった。今回は、両国がシェンゲン協定に入っていたから簡単に国境を越えることができたのである。この協定は、欧州連合(EU)加盟国の一部が結んだ「検問廃止協定」のことで、協定に加盟した2国間の移動は、国内の移動と同じと扱われ、出国と入国の審査が免除されるのである。
 私たちはプラチスラバで昼食をとり、観光へと出かけた。プラチスラバのガイドさんは、コバチョバという名前のスロヴァキア人の女性であった。
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(コバチョバさん)
 添乗員さんによると、英語のガイドだといっていたが、彼女は上手な日本語で案内してくれた。彼女は仕事のために独学で日本語を勉強したとのことである。日本人の観光客が多く、日本語ができるとガイドの仕事が増え収入も上がるのであろう。
 彼女によると、スロバキアの人口は540万人、首都プラチスラバの人口は50万人、面積も日本の約7分の1しかない小さな国である。
 ここの観光名所は、ドナウ川沿いの丘にたたずむプラチスラバ城である。
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(プラチスラバ城)
 この城は、12世紀にロマネスク様式の城として造られたが、15世紀にゴシック様式の要塞に改築された。やがてオスマン帝国の侵攻に備えて防備が強化され、17世紀に4つの塔が付け加えられて、現在のような外観になった。18世紀にはハプスブルクのマリア・テレジアの居城となったこともある。
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(観光用のバス)
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by YAMATAKE1949 | 2014-02-19 11:05 | 旅行記(海外) | Comments(0)