第49 回世界史講座のまとめ④(連合国側の反撃)

5 連合国側の反撃
1) ドイツの占領支配と抵抗
 ドイツが占領した地域では物資の徴発や強制労働がおこなわれたほか、ユダヤ人やスラヴ人などが迫害された。特にユダヤ人に対しては絶滅政策が実施された。アウシュヴィッツなどの強制収容所で600万人以上が殺害された。
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(浜島書店「アカデミア世界史」より)
 アウシュヴィッツ強制収容所を生きぬいた心理学者のフランクルは、その体験を『夜と霧』という書物に著している。私はこのブログの「歴史のとびら⑨」に『アウシュヴィッツをどう生きぬいたか』という題名でこの書物をまとめているのでぜひ読んで下さい。
 こうした動きに対しヨーロッパ各地で抵抗運動が組織された。フランスではレジスタンスによる地下抵抗運動が展開され、ロンドンに亡命したド・ゴールは自由フランス政府を作って抵抗を続けた。ユーゴスラヴィアではティトーが労働者・農民のパルチザンを組織してゲリラ闘争を展開し、ドイツ・イタリアでも抵抗運動が起こった。
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(東京法令「世界史のミュージアム」より)
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(東京法令「世界史のミュージアム」より)
2) 連合国の反撃
 1942年夏まではドイツ・日本の枢軸国側が優勢を保ち、広大な地域を支配した。しかし、枢軸国は経済力にとぼしく、戦争が長引くにつれて、苦戦をしいられるようになった。アメリカの強力な工業生産力にもとづく連合国の反撃がはじまると、枢軸国側は劣勢となった。1942年6月、日本軍はミッドウェー海戦で致命的な打撃を受け、翌1943年初めにはドイツ軍はスターリングラードの戦いで敗退した。また、北アフリカに上陸した連合国軍は、南部からイタリアに迫り、1943年9月、イタリアは降伏した。
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(東京書籍「図説日本史」より)
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(東京書籍「図説日本史」より)
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by YAMATAKE1949 | 2014-04-03 09:47 | 世界史講座 | Comments(0)