第50回世界史講座のまとめ③(新たな国際秩序の形成)

第13章 戦後世界の形成と変容
  Ⅰ 冷戦の展開
1 新たな国際秩序の形成
1) 国際連合の結成
 第二次世界大戦は、原子爆弾が使われ、世界中で5000万人を遙かに超える死者を出して終わった。世界の平和維持への願いは、戦後の新たな国際秩序を形成する出発点となった。
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(浜島書店「アカデミア世界史」より)
 大戦中の1945年6月、連合国がサンフランシスコ会議で憲章を採択して、戦後51か国からなる国際連合が成立した。国際連合では、各国が対等な発言権と評議権をもつ総会とともに、国際連盟ではなかった安全保障理事会が置かれ、世界平和維持のために強力な権限を与えられた。アメリカ、ソ連、イギリス、フランス、中国が常任理事国として拒否権を認められたのは、大国の協調が期待されたからであった。国際連合はさらに、平和維持に欠かせない人権保障や経済社会開発などの課題に取り組むことになった。
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(東京法令「世界史のミュージアム」より)
2) 国際通貨基金(IMF)とGATT(関税と貿易に関する一般協定)
 アメリカは他の資本主義国とともに、国際通貨制度の確立と貿易の自由化を図る協定を結び、1945年国際通貨基金(IMF)と国際復興開発銀行(世界銀行)を設立した。またこの時、アメリカのドルを金と交換できる唯一の国際的通貨とし、ドルと他国通貨の交換比率(為替相場)が固定された。この体制は1970年代初めのドル危機まで維持された。GATT(関税と貿易に関する一般協定)は、国際的な自由貿易の推進役となった。
3) 敗戦国の戦後処理
 ドイツ・オーストリアは、米英仏ソの4か国によって分割占領され、ドイツの脅威を取り除くために、民主化が進められた。1945年にはニュルンベルク国際軍事裁判が始まり、ナチスの指導者らが戦争犯罪人として裁かれた。
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(東京法令「世界史のミュージアム」より)
 日本は、事実上アメリカに占領され、日本政府を通じて占領政策を進めるという間接占領方式がとられた。また、沖縄には米軍の軍政がしかれた。アメリカは、日本の非軍事かと民主化を進め、1946年に日本国憲法が制定された。同年には極東国際軍事裁判(東京裁判)が開始され、指導者が戦争犯罪人として裁かれた。
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(東京書籍「図説日本史」より)
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by YAMATAKE1949 | 2014-04-07 09:30 | 世界史講座 | Comments(0)