第52回世界史講座のまとめ②(西アジア・アラブ諸国の独立)

7 西アジア・アラブ諸国の独立
1) 第1次中東戦争
 西アジアでは、大戦中から大戦後にかけてシリア、レバノン、ヨルダンが独立した。しかし、イギリスやフランスの強い影響下におかれていた。こうしたなかで、1945年、アラブ諸国の連帯を目的にアラブ連盟が結成された。一方、パレスティナでは、戦時中、大量のユダヤ人難民が移り住み、1947年、国連総会はパレスティナをユダヤ人国家とアラブ人国家に分割することを決議した。1948年、ユダヤ人がイスラエルの建国を強行すると、アラブ諸国との間で、パレスティナ戦争(第1次中東戦争)がおこり、イスラエルがこれに勝利した。その結果、イスラエルはパレスティナの80%ちかくを領土としたが、大量のパレスティナ人が土地を失い、難民となった。なお、イスラエルの建国の様子については、このブログの「イスラエル旅行記⑯」をご覧下さい。
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(東京法令「世界史のミュージアム」より)
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(第一学習社「最新世界史図表」より)
2) 第2次中東戦争
 エジプトでは、1952年にナセルらのひきいる自由将校団の革命により王政が倒された。1956年、外国支配の象徴だったスエズ運河の国有化を宣言すると、イギリスはフランス、イスラエルとともにエジプトを攻撃し、スエズ戦争(第2次中東戦争)をおこした。戦争は国連決議により3国が撤退して終わったが、エジプトのナセルはアラブの民族意識を高め、インドのネルーやインドネシアのスカルノとともに国際社会での発言力を高めた。
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(東京法令「世界史のミュージアム」より)
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by YAMATAKE1949 | 2014-04-12 09:21 | 世界史講座 | Comments(0)