フランス旅行記27 (パリ フリータイム③チュイルリー公園)
チュイルリー公園は、チュイルリー宮殿の庭園として、ヴェルサイユ庭園の時に紹介した庭師ル・ノートルによって設計されたものである。チュイルリー宮殿はフランス革命時、「ヴェルサイユ行進」によってルイ16世一家がパリに連行され、幽閉されていた場所である。チュイルリー宮殿は1871年の「パリ・コミューン」の時に焼き払われ、公園だけが残された。
公園の周りには古代ギリシアやローマ風の彫刻が設置され、野外美術館のようであった。
公園には家族連れが多く、ここで持参したランチを食べている人達を見かけたが、私たちもここで簡単なランチを食べた。
公園の横には昨日見学したルーヴル美術館が見えた。
また、公園からエッフェル塔が見えた。
昨日、地下の駐車場からルーヴル美術館に入ったので、有名なガラスのピラミッドや建築物を見ることができなかった。そこで、私たちはルーヴル美術館へと向かうことにした。美術館に行く途中にカルーゼル凱旋門があった。
この凱旋門は1805年のアウステルリッツの戦いでナポレオンの勝利を記念して造られたもので、1808年に完成した。その大きさは、朝に上ってきたエトワール凱旋門の半分ぐらいしかなかった。いよいよルーヴル美術館のガラスのピラミッドが見えてきた。
ルーヴル美術館の前にはナポレオン広場と呼ばれる大きな空間があり、その中にガラスのピラミッドが設置されている。
ナポレオン広場には、ルーヴル美術館に入場しようとする多くの観光客が列をつくっていたが、ここでも中国人の観光客が目についた。
ルーヴル美術館は、もともとは宮殿であったという歴史については前に紹介した。しかし、この巨大な建築物を見るとフランス絶対主義の王の権力がいかに偉大であったかを確認することができる。