2014年 04月 27日 ( 1 )

4 南北問題とA・A・LA
1) 南北問題
 1960年代に独立したアジア・アフリカ諸国は、多くの課題に直面していた。国境は列強の植民地境界線を引き継いだため、国内には複雑な民族や宗教の対立が起こった。また旧支配国は独立後も多くの権益を保持したため、原料供給地の状態のまま、先進工業国への経済的従属が深まった。
 アジア、アフリカ、ラテンアメリカ(A・A・LA)諸国など南の発展途上国と北の先進工業国との経済格差は、南北問題として注目されるようになった。国連は、1964年に国連貿易開発会議(UNCTAD)を設けて、途上国への開発援助で問題の解決を図ろうとした。しかし、先進工業国の技術革新や多国籍企業の投資は経済格差をさらに広げ、途上国はいっそう政治的に不安定になった。
2)アフリカ・ラテンアメリカの問題
 アフリカでは、民族や宗教の対立によりコンゴ動乱やナイジェリア内戦が起こった。一方、経済建設の失敗などから、独立の英雄的指導者が次々に失脚した。
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(第一学習社「最新世界史図表」より)
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(第一学習社「最新世界史図表」より)
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(第一学習社「最新世界史図表」より)
 ラテンアメリカ諸国は貧富の差が大きく、政治は不安定であった。1959年、キューバでは革命によって社会主義政権が成立したが、社会改革を進めようとしたグアテマラやドミニカ共和国の政権は、アメリカによって倒された。
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(第一学習社「最新世界史図表」より)
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