2016年 12月 04日 ( 1 )

3 国民皆兵の軍隊
1) 内戦の鎮圧と治安の維持
 1869年、政府は兵部省(ひょうぶしょう)を設置し、1871年の廃藩置県直後には内乱と治安の維持を目的として旧藩兵らを東京・大阪・熊本・仙台の鎮台に配置した。さらに政府は1874年に東京に警視庁を設置し、内務省が全国の警察を管轄下に置いた。
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(東京書籍「図説日本史」より)
2) 対外戦争への対応
 1872年、山県有朋らの構想によって、兵部省にかわって、新たに陸・海軍省が創設されたが、これは1945年の敗戦までつづいた。
3) 徴兵令
 1872年11月に政府は国民皆兵をうたった徴兵告諭を出し、1873年1月には徴兵令を公布して、士族・平民の身分にかかわりなく満20歳に達した男子を兵役に服させるという新しい軍制をうちたてた。
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(三省堂「日本史B」より)
 しかし、戸主やその相続者、270円の代人料を納める者などは免除されたため、実際に兵役についたのは農村の二男・三男が大半であった。
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(東京法令「日本史のアーカイブ」より)
 徴兵令の公布は士族からは武士の特権を奪うものとして非難をうけ、平民からは働き手を奪われることへの不満や、徴兵告諭の「血税」という文言への恐怖から、各地で徴兵反対の血税一揆が起こった。
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(東京法令「日本史のアーカイブ」より)
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